法話
端午の節句に寄せて(法話)
5月5日は「端午の節句」です。今では「こどもの日」として祝日になっていますが、もとは男の子の健やかな成長を願う日です。 最近では、昔に比べると、こいのぼりを見かけることが少なくなったように感じます。桃の節句や端午の節 […]
悟れば好悪なし(令和7年4月)
悟れば好悪なし 悟れば好悪 無し 「好き嫌いせず、残さず食べましょう」 子どもの頃から、家庭や学校で何度も教えられてきた言葉です。食べ物を粗末にしてはいけない、栄養のバランスが大切――そのような気持ちが込められています。 […]
桜のいのち 私のいのち
今年の桜も、そろそろ見納めの時期を迎えようとしています。先日、お檀家さんの葬儀を執り行いました。103歳というご長寿での大往生でいらっしゃいました。私自身も、子どもの頃からよく存じ上げており、お世話になった方とのお別れは […]
変わりゆく一瞬一瞬を味わいながら生きる(令和7年2月)
変わりゆく一瞬一瞬を味わいながら生きる 諸行無常 「諸行無常」という言葉は、あらゆるものが「常に変化し続ける」ことを示しています。一般的にはネガティブな印象を抱きがちですが、これはこの世の真理を説いた教え(三法印の一つ) […]
「ちがいを認める」(人権週間に寄せて)
世界人権デーは、12月10日に国連総会で「世界人権宣言」が採択されたことを記念して定められた日です。 毎年、人権デーを最終日とする1週間(12月4日から12月10日)を「人権週間」と定めています。私は令和2年から、人権 […]
おかげさまの心で(法話)
この春、伊藤忠商事が「おかげさま」をキーワードにした広告を展開していました。「おかげさま」という言葉は、「もったいない」と同様に、日本人の心に根付いた精神を表す言葉です。大切にしたい言葉だと思っていたので、この広告は私 […]
「幸せセンサー」の感度をあげて(法話)
正月といえば、お餅やお節料理ですね。お節料理はその年の豊穣と幸福を願い、様々な具材が織り交ぜられています。一品一品に意味があり、伝統や文化が詰まっています。昔と違い、今では様々な美味しい食べ物があり、お節料理が必ずしも […]
供養することで 力をいただく
マスクをつけずに過ごす時間が増えてきました。思い返すと感染拡大が始まった頃は、世の中が不安でいっぱいでした。 コロナ感染症によって亡くなると、感染拡大を防ぐために遺族が立ち会うこともなく荼毘にふされ、死に顏を見ることさ […]
身心をととのえる(法話)
身心をととのえる 今、サウナが人気だそうです。サウナ・水風呂・休憩を適度に繰り返すことによりおとずれる快感状態を「ととのう」と言うそうです。心身がとてもリラックスし、一度経験すると病みつきになるのだとか。 お寺では以 […]
今日是無事~感謝の気持ち
年末になり、コロナ・オミクロン株の感染増加が報じられ、まだまだ安心できない状況です。 昨夏、関東に住む檀家さんから頂いたお手紙に「無事ということのありがたさを感じる毎日です」という一文が添えられていました。緊急事態宣言 […]