太虚寺 晋山・結制で次男が弁事をつとめました


令和7年10月18日(土)・19日(日)の両日、京丹波町の月桂山 太虚寺にて晋山結制(しんさんけっせい)が営まれました。
晋山式とは、新しい住職の就任を正式にお迎えする大切な法要であり、このたび峯岳直人大和尚が新住職に就任されました。
あわせて結制安居(けっせいあんご)が結ばれ、次男・至道が「弁事(べんじ)」という役をいただきました。
弁事は、結制修行の第一座である首座和尚を支える役です。
法戦式(ほっせんしき)では問答に先立って、今回の修行のテーマに関する「頌(じゅ)」を読み上げたのち、首座和尚と、問者の一番手として問答の口火を切ります。
修行道場では修行僧の中から選ばれますが、一般寺院での結制では、得度前後の子ども(沙弥〈しゃみ〉)がつとめることが多いです。
今回はご縁をいただき、小学1年生の次男がその大役をいただきました。
数か月前から頌を暗唱し、法衣での立ち居振る舞いにも少しずつ慣れながら、二度の習儀(予行練習)を経て本番に臨みました。
頭を丸めての法衣姿はまさに、「一休さん」そのもの。
大人の中で、唯一の子どもなので、皆さんからマスコットのようにかわいがってもらいました。
当日は出席のお檀家さんなど大勢の前でしたので、すこし緊張した様子でしたが、気合いの入った大きな声で頑張りました。
新命和尚(新住職のことを「新命」といいます)、そして先住職(「東堂」といいます)、お檀家の皆さまにおかれましては、この日にむけて力を尽くされ、ご準備をなされたことと存じます。
新命和尚は宮城ご出身ですが、ご縁あって京丹波の地に来られました。
立派な晋山上堂をつとめられ、その真摯なお人柄がにじみ出る法要でございました。
今後ますますのご活躍を心より祈念申し上げます。
