小正月
1月15日は小正月。最初の満月の日だそうです。以前は1月15日が「成人の日」でしたね。正月飾りをする、いわゆる「松の内」は、地方によって異なり、7日までや、京都のように15日まで、などがあります。
今年も昨年に引き続き、保津町の木村さんに立派な門松を作っていたきました。昨年よりも大きなサイズでしたので、本堂前に飾りお参りの方にも正月の風情を感じていただきました。
また、滋賀県安曇川の足達泰子さんに巳年にちなんだ干支小物をいただきました。
足達さんは以前からクラフトバンドを使ってバックなどを作っていてその腕前は名人級。最近は大きな作品は作っていないそうですが、その技をいかして、干支人形を制作しているそうです。お寺の玄関に飾らせていただきました。
今年は「年賀状じまい」をする方が多く、届いた年賀状にも、「今年で最後」という文言がちらほらと。例年、年賀状をいただく方からも届かなかったりで、静かに「年賀状じまい」する方も多いようです。
郵便料金の値上がりや、SNS等の普及がその要因ですが、年賀状のやり取りが形骸化してその意味が薄れてきたということでしょう。何より年末の慌ただしい時期に年賀状の作業は負担に感じます。(私の場合、住所録をもとに印刷しているだけですが。しかも、ここ2年ほどはメッセージも書けず・・・。)
しかし、年賀状には、SNSとは違った、はがきならではの良さがあり、SNSがあっても、年賀状だけでつながっているという人もいます。
来年は、「年賀状じまいの人に、出してしまわないように」と、出す側が気を使う必要があるようです。そのあたりの管理が煩雑になりますね。出す側としては別に返事がなくてもかまいません。「拝読感謝・返信無用」とか小さく印しておこうかななどと今から考えています。