令和7年度 京都府宗務所 第3・4教区合同 梅花特派講習会(報告)

第三・四教区合同 梅花特派講習会が開催されました

令和7年6月3日(火)、京都府宗務所第三・四教区合同による「梅花流特派講習会」が、亀岡市西竪町の嶺樹院を会場に開催されました。あいにくの雨模様の中でしたが、21名の参加者が集い講習を受けました。
昌寿院からは9名が参加しました。

講師は、福島県・会津より定林寺 住職 髙森正純老師をお迎えしました。髙森老師は、長年、全国で特派師範として全国各地で指導に尽力されています。
今回の講習では、終戦80周年にちなみ『平和祈念御和讃』『戦災精霊供養御和讃』を中心にご指導いただきました。この御和讃は、戦争によって命を奪われた多くの人々への追悼と、平和への願いをこめた大切な曲目です。先月には、全国梅花大会が沖縄で開催され、80年の節目に、戦没者に対する供養と平和と非戦の誓いがなされたところです。
 講習において、高森老師は、その一節一節の意味や背景に丁寧にふれながら、きめ細かくご指導くださいました。 御詠歌を唱えることが、仏さまへの供養であり、平和への願いそのものであることを、あらためて実感する時間となりました。

 午後からは、午前の学びをふまえての通し稽古や『観世音菩薩御和讃』もご指導いただき、雨音をバックにお唱えの声が美しく響き渡りました。