おしゃかさまのハナクソ(亀岡市・念仏寺&京都市・真如堂)

2月15日は涅槃会です。京都や亀岡では月遅れの3月15日に行うお寺が大半です。

昌寿院の隣町の篠町柏原の浄土宗「念佛寺」では、「おしゃかさん」の縁日でにぎわいます。

有名なのは「はなくそ」。おしゃかさんのハナクソです。 マムシよけのご利益があるとされ、農繁期を前に、地元の方はもちろん、遠方からも多くの農家の方がお参りにこられます。

念仏寺のハナクソがこれです。

米粉でできています。そのまま食べると、固い粒で特別おいしいものではありません。皆さんどうされているのかな?と考えていたところ、昨年、梅花講のみなさんから、ご飯と一緒に炊いていますと教えていただきました。
ご飯と一緒に炊くと、柔らかくなり食べやすい。もちもちとタピオカのような触感です。

ご飯と一緒に炊くとやわらかくなって食べやすくなり、もちもちとした、どこかタピオカのような食感になります。

京都市内の真如堂でも、「ハナクソ」が授与されています。
正式には「花供曽」と書いてあります。正月にご本尊様にお供えした鏡餅のおさがりを使っているそうです。

由来には、仏さまへの供物を意味する「花供御(はなくご)」に由来するのではないか、という解説がされていました。

こちらが、真如堂のハナクソ。

茶色で、より“ハナクソ感”が増しているようにも見えます・・・・。
などと言うと叱られそうですが、これはからめてある黒砂糖の色です。
粒の大きさは、亀岡のハナクソと同じぐらいです。

実際に食べてみると、軽い食感です。
亀岡・柏原のハナクソには固いイメージがあったので、一口目は少し驚きました。
上品な黒砂糖の甘みがあり、あられのようなサクサクした食感で、つい次々と口に運びたくなります。

こちらのご利益は、無病息災とのことです。

ダブル・ハナクソ

亀岡のハナクソが「マムシよけ」というご利益に特化しているのも興味深いところです。
こちらが白いのは、お釈迦さまのお骨を尊ぶ仏舎利信仰とも、どこか関わりがあるのかもしれません。

ほかにも、おしゃかさまの「ハナクソ」を授与されるお寺があるようです。
こうしたものは季節限定の授与品でもありますので、また機会があればお参りしてみたいと思います。