霧のテラス・亀岡盆地

「霧のテラス」から

最近、亀岡市は「霧の都」として、晩秋から初冬の亀岡の濃い霧をアピールしています。
子どものころから、朝の霧は当たり前のことだと思っていたのですが、大学生になって、京都市内に通学すると、亀岡独特の自然現象だということを実感しました。トンネルを抜けると晴天の別世界。亀岡では10時過ぎまで霧がはれないこともしばしばですから、本当に驚きました。
以前に比べると、宅地が広がったことなどから、霧も減ったように思いますが、それでもこの季節は霧が出ます。
亀岡を「京都のチベット」などと揶揄する友達もいましたが、私はこの霧をどこか誇らしく感じていました。
亀岡市も、その素晴らしさを理解したようで、霧を町おこしのキーワードに据えています。

2018年に「かめおか霧のテラス」がオープンしました。場所は、縦貫道亀岡インターから南になる、竜ヶ尾山(たつがおやま/標高412.4m)の山頂付近です。

今日(2022年11月18日)は、午前10時を過ぎても濃い霧が立ち込めていたので、「霧のテラス」に行ってみました。霧の時期に行くのは初めてです。

亀岡カントリーゴルフクラブのすぐ近くですが、のぼりみちは少し狭くくねっています。途中、きれいな紅葉の木々が色づいています。

テラスに到着すると、たくさんの車が止まっていました。早朝から写真を撮りに来ているカメラマンもたくさん。

「雲外ニ蒼天アリ」 まさに、雲を抜ければ、青空。 眼下に広がる雲海に目を奪われました。

常連のカメラマン曰く「今日は、霧が濃すぎて写真としては面白くない。もうすこし霧がはれるのをまっている」とのこと。確かに、真っ白で下界の景色は全く見えない状況でした。しかし、圧巻の雲海です!

冬になり、気温が下がりすぎると霧は発生しません。霧が発生するのも11月中ぐらいでしょうか。機会があれば、ご覧になってください。

霧のテラス ライブカメラ