五年ぶりの亀岡祭・山鉾巡行(住職雑記)
悪天候やコロナ禍によって中止や縮小が続いていた亀岡祭が、5年ぶりに通常どおりの形で行われました。上矢田町の鍬山神社の祭礼であり、「丹波の祇園祭」とも称される亀岡祭は、その起源は室町時代にさかのぼると言われています。
旧亀山城下に11基の山鉾が現存し、それぞれが渡来織物などで豪華絢爛に飾られており、鉾の上では、町衆や子どもたちがお囃子を奏でます。23日の宵々山から各町の行灯が灯されます。
クライマックスは10月25日の本祭。各鉾町を出発した山鉾が呉服町に集結し、籤改め(くじあらため)の儀の後、城下町を巡行します。
昌寿院のある三宅町は「翁山」という鉾があります。10月に入ると、お囃子の練習は毎晩行われ、町内がお祭りモードになっていきます。久しぶりの従来のかたちでの開催でしたが、町内や保存会の方々の尽力により、以前のお祭りの盛り上がりが復活しました。