「亀岡市防災士養成講座」を受講しました
令和6年11月9日(土)・10日(日)に市民ホールで開催された「令和6年度亀岡市防災士養成講座」を受講しました。
この講座は、亀岡市が地域の防災力向上を目指して令和4年から始めたもので、今年で3回目の開催となります。
亀岡市の重要な取り組みとして、市民はテキスト代と試験料のみで受講可能です。講師料などの費用は市の予算から賄われているため、一般の民間講座と比較して参加者の費用負担が大幅に軽減されています。
令和4・5年度には合計101名がこの講座で防災士資格を取得し、今年度も68名の方が受講。幅広い年齢層や様々な立場の市民が集まり、防災意識の高まりを感じました。
亀岡市仏教会では昨年、亀岡市と「災害時における一時避難所提供に関する協定」を締結し、昌寿院もその一時避難所として登録されています。亀岡市仏教会は「寺院を地域の防災拠点に」という活動方針を掲げ、その一環として副会長である私と、庶務を務める苗秀寺さんが今回の講座を受講しました。
また、長年ボーイスカウト活動を行っているため、その経験が防災士の知識と多く重なる点もあり、実りの多い学びとなりました。。
10月末に受講を申し込み、11月上旬には分厚いテキストが届きました。事前課題もあり、久しぶりの「受験勉強」!「落ちたらどうしよう」と不安もありましたが、テキストを用いて少しずつ学習を進めました。
2日間の講座は非常に充実しており、松井一洋氏(広島経済大学 名誉教授)や奥村与志弘氏(関西大学 社会安全学部 教授)など、第一線で活躍される方々の講義もありました。
特に奥村教授は亀岡市のご出身で、メディア出演も多いことから、熱意溢れる講義が印象的でした。
「市民への啓発は一定程度進んでいるが、さらに一歩進めるには企業や学校の防災への取り組みが不可欠」とし、「企業が防災に取り組むことは企業価値の向上につながり、防災をテーマとすることが新たな分野や技術への挑戦にもなる」とのお話が心に残りました。
消防署による普通救命講習では、心肺蘇生法とAEDの操作を実践しました。ボーイスカウトで何度も取り組んでいる内容ですが、改めて実習すると新たな発見があり、身体に覚えこませる重要性を実感しました。
すべての講義を終えた後、「修了証」授与式が行われ、その後、日本防災士機構による防災士資格試験を受験しました。久しぶりの本格的な試験でしたが、無事に終えることができました。さて、結果はいかに…!?