亀岡小学校創立150周年記念式典

去る令和4年10月29日(土)にガレリアかめおか・コンベンションホールにて、亀岡小学校の創立150周年の記念式典が挙行されました。
亀岡市内では、亀岡小学校の他、本梅小学校、保津小学校、大井小学校が150周年を迎えました。
明治4年の学制発布から150年。学制発布とともに開校した学校が節目の年を迎えました。私もPTA会長として周年行事実行委員としてお手伝いさせていただきました。

地元のお檀家さんに「亀小が創立150年なんですよ」と話をすると、卒業生はみな思い出を口にされます。特にどの年代の方からも「桜ヶ丘でよく遊んだ」という話が出ます。100歳の方からも、「桜が丘」の話がでて驚きました。
卒業生の皆さんには、それぞれ思い返されることがあるのではないでしょうか。

今なお残る、桜が丘は、世代をこえて、亀小の思い出、共通のキーワードで、亀小魂の象徴だということをあらためて感じました。

式典では代表児童からの発表もありました。いずれも、自分たちの学校に誇りを持ち、また、未来にバトンを渡すという決意が述べられてました。
私たち保護者や地域でも、次の10年、50年先にむけて、サポートできればと思います。

3校合同式典の模様

150周年記念誌 挨拶より

 このたび、創立150周年を迎えられましたことを心よりお祝い申し上げます。長い歴史の中で、13,257名がこの学び舎を巣立ったということですが、私もそのうちの一人であり、150年のうちの6年間を亀岡小学校で過ごさせていただきました。図らずもこの記念すべき年に母校のPTA会長をつとめさせていただくご縁に恵まれましたことを、光栄に思います。

 さて、本校のルーツは江戸時代の亀山藩校 邁訓堂にまでさかのぼることができます。藩校では文武兼修の武士教育が行われ、多くの藩士の子弟が学びました。

明治に入り、その跡地に邁訓堂小学校が設立され、合併や改称などはありましたが、脈々とその伝統が受け継がれ、現在に至ります。

 創立100周年が行われたのが1972年。日本は高度成長の真っただ中でありました。その後、第二次ベビーブーム世代が入学し、全校児童が1000名をこえる時代も続きました。

この50年を振り返りましても、昭和から平成、そして令和と、時代の移り変わりと共に学校や子どもを取り巻く環境は変化しています。しかし、いつの時代も変わらないのは、亀小生の元気な声とはじける笑顔。そして、その健やかな成長を願う、親や先生方の想いではないでしょうか。その想いに包まれながら学び、桜が丘を駆けまわった思い出と誇りを胸に卒業生は大きく羽ばたいています。

 世界に目を向けると、戦争や紛争により、学校で学べない子どもたちが大勢います。絵本でさえ手にしたことがない子もいるのです。平和でなければ、自由に学ぶことさえできない―。特に、昨今のウクライナ侵攻を目の当たりにし、そのことを痛切に感じずにはいられません。

 先生方をはじめ、多くの人々の熱意とたゆまぬ尽力により、150年にわたる歴史が刻み続けられました。それは、けっして「あたりまえ」ではない日々の積み重ねであります。そのことに敬意をもって感謝し、次の50年、100年に向けて力強く歩み続けられるよう、私どもPTAや保護者も全力でサポートしてまいります。

子どもたちの心の故郷である亀岡小学校が、今後益々発展することを祈念し、お祝いの言葉とさせていただきます。

 PTA会長 大井龍樹